 | 奥田のコラム(NO149) 第18回・帯津良一先生を囲む健康講演会(その二) | ( 2012/07/13 ) |        |  帯津先生のお話(題名のない講演会)続き
(5)毎年、ホメオパシー国際会議というのが、どこかの国で開かれていて、今年は9月に日本の奈良がその会場となっております。昨年はインドでしたが、その会場で発見したポスターに『健康とはハッピーで、エネルギーに満ちた生活である』と書かれているのを発見し、嬉しくなりました。 最近のWHOの健康定義も『健康とは身体的、社会的にもダイナミカルな状況を言う』との表現になってきております。つまり、ダイナミックに生きる事が重要な健康の条件であるといっているのですから、病院のマニュアル的な検査結果の数字に一喜一憂するよりも、大きなときめきの心で生きる事の方が、何よりも心身にとって一番良い薬と言えるのではないでしょうか。
(6)近年、呼吸法の大切さがクローズアップされてきております。最近の研究では、いい呼吸をすれば、脳の前頭・前野から@セロトニン(バランス力、平常心、思いやりの物質),Aドーパミン(意欲、やる気を起こさせる物質)、Bメラトニン(集中力、ストレスに強くなる力、抗酸化力)など、健康増進に大いに役立つ物質が放出されるという研究成果が発表されています。
(7)呼吸とは、酸素を吸って炭酸ガスを吐き出すという事が一般的に知られている事ですが、体内にたまった諸々のエントロピー(毒素)を排出するという行為も兼ねているのです。エントロピーを排出する行為としては、大小の便や汗が思い浮かぶのですが、忘れてはならないのは、呼吸は生涯を通してひと時も休む事無く、エントロピーを出し続けてくれているのです。
(8)いい呼吸とは、深くて静かに吐ききれる呼吸と言ってもいいでしょう。健康促進の要素としては、呼吸の他に、リズム運動と朝日を浴びる事の大切さが求められております。そういえば、日の出とともに起きて、庭の花に水をやる事を日課としている人の中に、病人を見つける事は難しいですよねえ・・・。 私(帯津先生)の健康法は、何といっても¨朝の気功と昼の仕事と夜の酒¨です。 皆さんも健康の原点に立ち返り、¨凛とした生き方¨を目指されてはいかがでしょうか。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 今回の講演会の最後に挨拶して下さった、玉城康雄先生(沖縄国際大学名誉教授)の言葉が強く私(奥田)の心に染みついております。
*呼吸はあなたがしているのではありません。神様が(あなたに代わって)呼吸をしてくれているのです。呼吸こそは命そのものです。(僧侶の言葉)
*どんな小さな仕事でも、真心を込めれば神様の仕事になる。(松原泰道) 玉城先生有難うございました。
*帯津先生の最新書を紹介させていただきます。 (1)ガンになっても諦めない。(世界文化社・2012年7月1日発刊) (2)元気で長生きできる食の新常識(大和書房・2012年7月1日発刊)
(2012年7月13日の記)
写真上:中・ 帯津先生最新書(2012年7月1日発刊) | |  |