 名古屋の大城さんから送られた山形県産のラ・フランス
  沖縄空手会館全景   沖縄空手会館特別道場「守礼の館」   沖縄空手会館練習風景   見学者も一緒に気功の練功  |  あれよあれよと思っているうちに、今年もまた一年の終わりの月となってしまいました。80歳を過ぎた人生の一年は、まるで特急列車が突進するが如くのスピードで、一年が過ぎていくような気がしてなりません。
ふと自分の周りを振り返って見ると、元気でいた筈の同窓生達も、どんどん少なくなっていくばかりか、10歳ぐらい後輩までもが先に逝ってしまう現実を知るにつけ、あまりの人生の儚さに、心が沈みがちになってしまうのです。
80歳を過ぎた人生をフルマラソン(42.195キロ)に例えてみると、まぎれもなく80歳はフルマラソンの30キロか、もしかして35キロ地点に差し掛かっているのかもしれないと思うようになりました。それを思うと、これからの自分の人生は、毎日がまさに“覚悟の日々”であらねばならないと、強く自覚しないではいられません。
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さて、10年余り、毎月2回ぐらいの割合で書き綴っていた私のコラム(いい日、いい人、いい出会い)は、今年の7月からパタリと筆が止まったままになっておりました。 もうこのまま(止まったまま)になるのかも知れないと思っていた矢先、実はつい数日前、とても親しくさせていただいている名古屋の大城さんご夫婦から、珍しい季節の果物(ラ・フランス)がはるばる山形県の上山から送られてきたのを機に、これにはどうしてもお礼状を書かねばならないと思い、ふと今日のコラムを書いてみる気持ちが湧いてきました。
たいした文章を書ける自信がなかったせいか、“そうだ、このお礼状をコラム代わりに使わせていただこう”!!、という悪知恵が働く事になってしまったのです。 大城さんご夫婦には深くお詫びをしなければなりません。以下はそのお礼状です。
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大城ご夫妻様
ご無沙汰を深くお詫びいたします。 ご多忙の中、色々とお願い事をしたり、四季折々の味覚を送って下さったり、誠に申し訳なく、有り難く、感謝の気持ちで一杯です。 先日送っていただいた果物 ”ラ・フランス”は早速1個は両親の写真の前に供えさせていただき、残りは妹夫婦(三枝)と娘家族のところにもおすそ分けさせていただきました。珍しいものをいつも本当に有難うございます。
私は今年の中旬頃から、急に足腰に痛みを感じる様になり、ずっと苦戦の日々が続いておりました。それに加えて今年の後半には、私の沖縄人生で最も深いご縁をいただいていた二人の親友が、相次いでこの世を去り、暫くは心が沈んでおりました。
今年の始めに私の住んでいる近くに、まさかと思える程の立派な「沖縄空手会館」が誕生し、私の希望と、空手会館の所長さんからのお勧めもあって、今月からこの会館の中にも私達の ”気功・太極拳の教室” が新設される事となりました。 私にとりましては、この教室は何かしら天なる神様からの”おみちびき”のようにさえ思えるものがあり、この際、更なる心機一転を図り、沖縄発の太極拳を世界に発信してみたい気持ちにかられているところです。 これを機に改めてまた、本来の目的であった ”元気な100歳人生” を目指しての再出発をしようと思いますので、どうか末永くよろしくお付き合いの程お願い致します。 末筆がらお二人のご健康を念じております。そしてどうぞ良き新年をお迎えくださいますように・・・・・ 2017年12月吉日 奥田清志・泰子
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<コラム274の追伸>
間もなく2017年が終わりになりますが、今年の一年を終えるにあたり、私達夫婦には、どうしても今日のコラムに書き残しておきたい事があるのです。 今年の11月1日は、私達夫婦ににとっては47回目の結婚記念日でありました。 この46年間は想像を超える山あり谷ありの人生であったような気がしておりますが、何はともあれまだ元気で、本当に可愛いい孫たちに励まされながら、ささやかながらも幸せの日々を送らせていただいております。
私達夫婦がこの年令(私81歳、家内71歳)にあって、まだ元気でいられるのは、やがて半世紀に渡る沖縄人生と、この地で出会った総ての人達とのご縁と、私が60歳の時に奇跡とも思える出会いをいただいた気功・太極拳のお陰ではないかと思い、我が人生に私は深く感謝し、手を合わせているのです。
これからの人生は、出来る限り世の中にご迷惑をかけることなく、願わくは、いささかなりとも人様のお役に立てる人間としての生涯を全うしたいと念ずるばかりであります。毎日が感謝です。毎日が合掌の日々です。本当に有難うございます。
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